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エンパイアステートビルから男性が転落死…。 [海外]


米ニューヨーク(New York)のエンパイアステートビル(Empire State Building)で2010年3月30日、男性(21)が展望デッキのある86階から転落して死亡した、とニューヨーク市警が明らかにしました。

エンパイアステートビルでは1931年の竣工以来、30人以上が飛び降り自殺しているとのことです。

このニュースを見て思い出したのは、「デレク・ハートフィールド(Derek Heartfield)」(1909年-1938年)のことです。

デレク・ハートフィールドは米国人小説家で、1938年6月の日曜日の朝、右手にヒトラーの肖像画を抱え、左手に傘をさしたままエンパイア・ステート・ビルから飛び降り、蛙のようにペシャンコになって死んだ…という謎の人物です…。

実は、村上春樹著『風の歌を聴け』の中に登場する架空の人物です。

大昔読んだのですが、エンパイアステートビルからの飛び降り自殺するというクダリが強く印象に残っていました。

このニュースもあったので、本棚の奥から懐かしい文庫本を引っ張り出してみました。

以前NYに行った際、エンパイアステートビルへ風景を楽しむために昼夜計2回行きました。

エンパイアステートビルからの眺めは本当に素晴らしい絶景ですが、恐ろしく高い所なので妙に不安な気持ちにもなったと記憶しています…。

いろいろなコトがありますが、オススメの観光スポットであることには変わりは無いと思います。

「風の歌を聴け」(講談社文庫)
By 村上春樹(著) 出版社: 講談社 (2004/9/15)




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